• 掛け軸のかけ方と注意

    掛け軸は掛け終わった後の見栄えが大切

    掛け軸をかけようと考えている人は、現在でも多くいます。始めて掛け軸をかける際に、 注意することと方法があるので、ご紹介したいと思います。ぜひ、参考にされてください。 掛け軸をかける方法は後に紹介いたしますが、掛け軸は一度かけたら、 そのまま掛けっ放しにする過程もありますが、それは行ってはいけないことなのです。 2ヵ月も3ヵ月もずっと掛けた状態で放置していると、掛け軸を痛めてしまう劣化の 原因になるのです。更に、かけている際には、定期的に毛がついたやわらかい羽ぼうきで ほこりをはらわなくてはなりません。

    次に掛け軸をかけている際に注意しなければならないのは湿気です。湿気が多い場所や、エアコンをつけた状態で乾燥しすぎている場所に 長くかけておく事は避けましょう。そういったことから掛け軸をかける際には、 エアコンがない部屋にかけることをオススメします。そしてもっとも大切となるのが、 折れが入らないようにするということです。 かけた際に、落下させてしまった場合には、掛け軸に折れが入ってしまうことがあるので、 丁寧に扱わなくてはなりません。

    そして掛け軸のかけ方のご紹介に移りますが、方法は1番最初に、軸箱から掛け軸を取り出し、 巻緒を解いていき、畳みの上で一文字まで広げ、巻緒を目立たないように左側に 寄せてください。そして、この際には、風帯の癖を正すことを忘れないようにしましょう。 右手に矢筈を持ち掛緒にかけ、左手を袱紗に添え、表具の中央に支えて、立ち上がり、 床の釘を掛緒にかけてください。そして、矢筈を右側にたてかけ、のちに両手で軸先をもち、 静かに下ろしていってください。巻癖がついているのであれば、軽く丁寧に ひと巻きするといいでしょう。そうすれば多少の巻癖を改善することが出来ます。

    掛け軸のかけ方と注意
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左右のバランス


掛け終わったら少しは慣れた場所から、表具の高さと左右のバランスを 確認してください。釘が高すぎると感じた場合はさしなおしましょう。 床に収まったら風鎮をかける工程に移ります。風鎮は掛け軸に傷が ついてしまう劣化の原因になってしまうので、常にかけっ放しなどということは 絶対にやめましょう。


古くの日本家屋は、風通しがとても向上してある作りの物が豊富にありましたが、 現代の過程は、エアコンといった空調設備の 効率化を狙うために、 機密性が向上された住宅が多くあります。なので、掛け軸をかけた際、掛け軸が風 に あおられることはあまりないと思います。 そのような時には、掛け軸全体 をひっぱって、ストレスを与える可能性の ある風鎮の使用は、あまりしないほうが劣化せずにいいかもしれません。 掛け軸はフチなどに入れずそのまま飾っておくものですので、しっかりと劣化対策をする必要があります。 温度調整や風通しなど、先の通りにしっかりと対策しておく必要があります。何もしないことは掛け軸を台無しにしてしまい、 その価値を大きく下げてしまうことだということを認識しましょう。