掛け軸の本紙の種類
  • 様々なものが使用される豊富な本紙の種類

    掛け軸の本紙の種類をご紹介します。掛け軸の本紙をまくりという名称で呼ぶ事があります。そのまくりには、大きくわけると 2つの種類がありここではそれらを紹介いたします。最初に紹介するのは、 紙本という名称です。紙本とは紙の本紙の略で、この際に使うのは、紙で作成された和紙です。

    1つ目の種類の、楮紙についての紹介です。基本的に楮を材料とした楮紙が掛け軸が 多くあることを知っておいて下さい。和紙の特徴には、水を良く吸いこむという 吸水性があるので、墨のつけ方や筆を運ぶ際の速さ、筆を動かし方のテクニックにより、 とても仕上がりが異なってしまう本紙となっているのです。描いている最中に、 その画題への迷いが出てしまい、手が止まったりしてしまうと思います。 筆が止まってしまうと、無駄なにじみなどが出てくるので、作品への迷いをなくし、 俊敏な筆さばきが必要となる本紙となっているのです。

    基本的に、紙紙に使用されるケースは、全体的のにじみと計算されたにじみを楽しむためで あると言われています。なので、とても描く方も、見る側もとても奥が深い本紙だと 言えますよね。次にご紹介するのは、麻紙です。麻紙という名前をあまり耳にしないと 思いますが、この麻紙は、感じのとおりに、大麻や芋麻を原料に使用した本紙と なっていることを覚えておきましょう。とても古くから漉かれている本紙となっているのです。 特徴として、楮紙と比較してみると、とても緻密でかなり上品な味わいを出し、 シミなどに強いという性質があります。その反対に、紙肌が粗いという点があるので、 ドーサ引きを行わなければなりません。

    掛け軸の本紙の種類
    掛け軸の本紙の種類
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ドーサ引き

 

麻紙は、和紙のにじみと絹のぼかしを同時に表現することができるので、 個性的な味わいの絵ができあがります。麻紙に描くなら、それに合った テクニックが必要なので、経歴とスキルのある作家が使用するケースがとても 高いものとなります。次に紹介する、本紙の種類ですが、絹本という種類があります。 絹本とは、絹の本紙の略となっています。絹本は描く際の下準備に、とても手間が かかってしまうものとなっています。反物になっている状態の絹を必要なサイズに切り、 木枠を貼り付ける工程を行います。そののちにドーサ引きを行ったのちに、 乾かさなければ書き始めることが出来ないのです。


そして乾いた後に、下地の色を塗っていかなければなりません。この動作を地塗りと いっています。絹の特徴は、水をはじくことが出来るので、ドーサ引きを行うことにより、 顔料と絹をくっつける事を可能にしなければなりません。そして、比較して絹本作品は、 紙本よりも とても細かい描写の表現や、多彩な表現が出来るので、色彩や絹絵な らではの 表現方法を楽しむ事が可能となっていますが、描く側も大変ですよね。見る側とし ては、 とても綺麗な絵を見る事が出来るので、とても楽しいものとなりますが。 知らない人がみても掛け軸は風流で美しい物ですよね。それを演出できるかは自分にかかっているのです。 失敗すると素人目にはすごくても、見る人がみたら、すごくこっけいに見えてしまい、せっかくのよい掛け軸が 台無しになることもあるのです。

ドーサ引き